こんにちは。この記事はFUN Advent Calendar 2018の12月24日の記事です。が、この記事が完成したのは7日後の31日です。平成最後の日じゃないですか。遅れてしまい申し訳ございません。前日はシーチキンくんの「エミネムさんがモコップについて教えてくれるそうです」でした。
プロフィール
趣味で映像制作やグラフィックデザインをしている者です。詳細は本サイトのABOUTページをご覧ください。
本題
本学で愛用している人が多いAdobe Creative Cloud(以下AdobeCC)では、アプリとサービス合わせると34種類もあるそうです。
僕はAfterEffects, Illustrator, Photoshopが使いたかったので、34種全部使えるコンプリートプランを購入(通称:Adobe税を納める, Adobe入信, 納税, etc...)しました。
流石に34種類も必要ないなとは思っているのですが、中には上記に挙げたメインツールの他にも超有能で便利なツールがあるので、今回は意外と重宝するAdobeCCのアプリやサービスのご紹介。
AdobeCreative Cloudとは?
グラフィック・映像・Web等のデザイン業界で、標準使用されてるデスクトップアプリを統合パッケージとし、サブスク方式で販売しているサービスのこと。(以前はパッケージ購入で永久ライセンスの方式をとっていたCreative Suite(CS)を展開していた。)
まずはじめに、AdobeCCの価格プランを見てみよう
個人プラン

学生プラン

学生であれば、個人プランよりも半額以下で買うことができます。また、イラレだけで十分という人向けに、イラレ単体プランというものもあります。こちらも個人プランよりも割安。月々払いか年払いも選べるので、気になった人は今すぐ公式サイトをチェック。
本記事のターゲット層
- AdobeCCの全貌がよくわからない人
- 既に買ってるけどそこまで使っていない人
- 値段を見て敬遠がちな人
・XD

言わずと知れたUIプロトタイプツール
2017年10月正式版がリリースという比較的新しめなアプリ。他のUI作成ツールよりもサクサク動き、操作が簡単。
リンクで共有、ウェブ上でプロトタイプが動く
共有ボタンを押せばリンクが取得でき、ウェブ上で確認できる
他ツールとの連携が強力
.aiや.psdデータをインポートできるので、イラレでデザインしてXDで動きをつける、感じで、より再現性の高いプロトタイピングができる。
・Lightroom

写真管理・編集を簡単に行えるアプリ
これも割と最近出たばっかのアプリ。Photoshopよりも写真管理・現像に特化したアプリで、XD同様、サクサク動き、操作が簡単。UIがわかりやすいのも特徴。
デバイス内での編集内容が他デバイスにも反映される
LightroomにはPC版とモバイル版がある。データや編集内容はクラウドで管理するので、一方のデバイスでアップした写真や編集した内容は、もう一方のデバイスでも反映されるので、デバイス間での現像処理がスムーズになった。
検索機能
Adobe Senseiという人工知能が機械学習を用いて、写っている人や物を認識して自動的にキーワード設定してくれる。例えば「花」と検索すると、花が写ってる画像を列挙してくれる。
・Adobe Fonts


使い放題のフォントライブラリ
AdobeCCのライセンスを持ってる人であれば誰でも利用できるフォントライブラリ。前はTypekitという名前だったが、機能改善とともに改名。モリサワ・VDL・DNP・フォントワークス・字游工房等のフォントが使い放題。
フォント管理がとても楽
従来であれば、フォントをウェブからDLし、ファイルを開いてPC上にインストールという手間があったが、AdobeFontsでは、同期ボタンを押せば即座に同期され、アプリ内ですぐ使えるようになる。いらなくなったフォントは即座に同期解除すればOK
フォント使用数無制限
従来のTypekitでは同期できるフォント数に制限があったが、Adobe Fontsでは無制限でフォント入れ放題。
ブックマーク機能
Webフォントにも対応。
Webプロジェクトに追加機能
Adobe Fonts内のフォントはウェブサイトで利用できるWebフォントにも対応。
・オンラインストレージ

オンラインストレージ機能
自分はなぜか半年間これを見落としていました。AdobeCCのライセンスを持ってる人であれば、Adobeの提供しているオンラインストレージが使用可能。共有機能あり。かなり重宝してる。
コンプリートプランであれば最大100GB、フォトプランであれば最大20GB
追加で金を払えば10TBまで拡張可能
他のサービス同様、ローカルとクラウドに保存される
ただしDropboxのようなバージョン履歴操作機能はない。
・Behance



世界中のアーティストやデザイナーが自身の作品を数百万件以上公開しているポートフォリオ型SNS
写真や動画をアップロードするだけで簡単に作品を公開でき、簡単にポートフォリオが作れるので、ポートフォリオを作る余裕がないというクリエイターにおすすめ。インプット源としてすごく重宝している。
YouTube, VImeo, Soundcloudのメディアの埋め込み、Lightroomからのインポートに対応
・Adobe Portfolio



テンプレートからカスタマイズ可能なポートフォリオ作成サービス
Behanceとは違い、独自のホームページを作りたい、本格的なポートフォリオを作りたい、という人におすすめのサービス。Behance同様、クリック操作の簡単な作業でいい感じのポートフォリオが作れる。実は、このサイトもAdobe Portfolioを使って作成しました。
ページ数無制限、管理も楽
Behanceからプロジェクトを自動的にインポート
Behanceに更新があればBehanceから自動的にインポートされるので更新の手間が省ける。インポート後にカスタマイズも可能。もちろんPortfolio内でプロジェクト作成もできる。
・ColorCC



Adobeの各アプリで使用可能なカラーテーマ作成・公開・共有ツール
作成したカラーテーマは瞬時に保存され、各アプリ内で使用可能。ブラウザだけでなく、アプリ内でも作成・閲覧が可能。
Twitter, Facebook, Pinterest共有機能あり。今回作ったカラーテーマはこちら
探索機能でお気に入りのカラーテーマを見つける
ユーザーがいろんなテーマを公開しているので見てるだけでも面白い。気に入ったカラーテーマはマイライブラリに保存できる。
他にも、
Stock
- 画像や動画素材が集まるサービス
- アプリ内で素材の試用、補正、購入ができる
- アプリと素材サイトの行き来をしなくて済む
Premiere Rush←OSUSUME
- Pr・Aeを足して10で割ったようなツール。簡易版
- スマホとPCアプリがあり、外出先で簡単な動画編集ができる
- 割と高度なテンプレ
Spark
- 簡易的な特設サイトを作る
などなど、、、
まとめ
というわけで、最後らへん駆け足気味になってしまいましたが、今回はAdobe CCの個人的良ツールをざっくりとご紹介しました。
他にもまだまだあるわけですが、さすがに全部使い倒すのは無理でした...まだまだ使いこなせてないので詳しく説明できていないのが心苦しいのですが、今挙げたように、主要ツール以外にもたくさんの良ツールがあるので、個人的にはとても魅力的なサービスだなと思っています。学生なら半額以下なので、今のうちにAdobeCC体験しておくのもいいかもしれませんね。
- AdobeCCにこんなアプリがあったのか〜
- 既にライセンス持ってるけどそこまで知らなかった〜
- 高いけど欲しくなってきた〜
この記事を見て少しでもそう思っていただけたなら幸いです。
次回はissacさんです。